現代人は非常に忙しい毎日を送っています。
なかなか睡眠の時間が取れずに眠い目をこすりながらまた翌日に仕事へ・・・という生活をしている人も多いです。
でもそれ、続けていると精神が崩壊してしまうかもしれませんよ。
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睡眠時間が少なすぎて人前で泣いた
毎日のように終電で帰っていた
僕が大学生4年生だった頃の話です。
理系だったので、当時は就活と並行して研究室で卒業研究を進めていました。
その研究室は厳しい研究室ということであまり選択する人はいなかったのですが、なんとなく厳しい環境に一度くらいは身を置いてみるかと自分から志願して入りました。
噂通りかなり厳しく、発表でボロクソになるのは当たり前。
研究も連日のように終電で帰り、睡眠時間が少ない毎日が続いていました。
電車の中で涙が止まらなかった
そんな毎日が続いてわりと精神も体力もボロボロになっていた頃。
その日も最終電車で帰宅していました。
運よく座れて少しうたた寝をしていると、隣の人に寄りかかるような態勢になってしまったんですね。
その時に隣の人が僕を思いっきり小突いたのです。
まあこのくらいのことはよくあることですし、寄りかかってしまった僕が悪いですよね。
でもその瞬間に、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。
たぶん隣の人も周りの人もびっくりしたと思います、僕もびっくりしましたもん。
さすがに声を出すほどの号泣とかはしていないのでどうにか前髪で涙を隠そうとしましたが、どうにも涙や鼻水が止まらない止まらない。
僕も周囲もかなりの居心地の悪さを感じながら走る最終電車でした。
十分な睡眠を確保せよ
研究室では確かにボロクソ厳しく言われてはいましたが、別にイジメのように理不尽なわけではないのは理解していました。
嫌いな人がいなかったと言えば嘘になりますが、同じ研究室内には仲の良い友達もいたので、特に精神的に病んでいるとは自分では思っていませんでした。
でも、学生とは言え良い歳した奴がちょっとしたことで人前で泣く、というのはマトモな精神状態ではなかったことは確かです。
何故あんなことで涙が止まらなくなったのかと考えると、やっぱり睡眠時間が少なすぎたというのが原因としか考えられないのですよね。
当時は連日ほとんど睡眠を取れていませんでしたし、ひどい時は2時間しか寝ていない日もありました。
一日の徹夜とかではなく、連日このような生活を送っていると心に蓄積するモノがあったのでしょう。
それがちょっとしたことでスイッチが入って制御ができなくなったのだろうと考えられます。
周りの環境に救いがあったとしても、十分な睡眠が取れていないというだけで恐ろしいほど人は弱くなります。
その自体を回避するなら、やっぱり十分な睡眠の確保は何よりも優先すべきなんだと学びました。
多忙の極みとも言えるホリエモンこと堀江貴文さんや、ライフネット生命の出口さんも睡眠時間だけは必ず確保していると著書に書かれていました。
僕は身体が弱いほうではないが、大学の体育会出身だったわけでもない。いたって普通の人間だ。
では、その僕がなぜ周りから見ると超人的スケジュールをこなせるのか。
それはシンプル。「十分な睡眠」と「ストレスのない生活」だ。
僕は最低でも1日6時間は必ず寝るようにしている。
睡眠時間がそれ以下になると日中眠くなって仕事の効率が落ちるため、ベッドで8時間寝るのが望ましい。
私は睡眠時間が長くないとだめな、いわゆるロングスリーパーなので、大体午前零時ごろに就寝し、朝六時ごろに起きています。
休日は八時、九時まで寝ています。
これは若いころからの習慣で、「趣味は?」と聞かれたら「眠ることです」と答えるぐらい、よく眠っています。
寝つきもよく、どこでも二、三分ですぐに眠ることができます。睡眠は、私の健康を支える重要な柱になっています。
優れた人は睡眠の重要性はよく理解しているということなんでしょうね。
僕も電車で泣いてしまった件からはできる限り睡眠の質を上げてみようと試みたり時間を確保して寝るようにしてなんとかなりました。


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睡眠もまともに取れない会社からは絶対逃げろ
僕が入っていた研究室はブラック研究室と言われるとちょっと違うのですが、それでも稼働時間が多くて十分な睡眠が取れないと気づかぬうちに精神を病んでしまいます。
それにこれは卒業するまでの1年間限定のことだ・・・と考えていたのでなんとかなったという部分もあります。
しかし、睡眠がろくに取れないほどの会社にずっと勤めていたらどうでしょう。
かつての僕のように気づかぬうちに精神を病んでしまい、最悪の結果を招く可能性は否定できません。
だから、十分な睡眠が取れないほどの会社に勤めている方は絶対に逃げてください。
今は平気だと思ってもいつ心が破裂するのかわかりません。
自分が正常であると自覚できるうちに対策をしてください。
会社の通勤時間があまりにも長い、会社の拘束時間があまりにも長い。
そんな時はいっそのこと、より近い会社やより環境が良い会社を探してみるというのも手だと思います。
それぞれの事情もあるでしょうが、そういう選択肢もあるということは頭に入れておいてくださいね。
おわりに
というわけで、今回は睡眠がいかに大事かということを僕の体験談を通じてお話させていただきました。
頑張るのもいいですけど、寿命削ってまで頑張ることはないですからね。